浸水や土砂崩れなどで自宅や職場などの片づけを始めている方も多いと思います。
保険金や公的な支援を受ける上で、気をつけておきたいポイントをまとめました。

【(1)被害状況の写真を撮る】
まず被害状況の写真におさめておくことです。支援金や保険金を請求する時に役立ちます。
撮影するのは、被害の全体像が分かる写真と、浸水した深さが分かる写真、水に浸かって壊れたり、使えなくなったりした物の写真です。できるだけ4方向から複数枚撮影し、浸水した深さが分かるようにメジャーを使ったり指で浸水位置を指したりすると、被害を伝えやすくなります。撮影はスマートフォンで構いません。

【(2)罹災証明書の申請】
「罹災証明書」の申請も大切です。罹災証明書は、建物の被害の程度を自治体が証明するものです。生活再建のための支援金や、税金の減免などを受けるには罹災証明書が欠かせません。申請期限は、霧島市は、現時点で設けておらず、姶良市は被災した日から1年です。
こうした公的な支援の申請に、先ほどのような被害の写真があると、手続きがスムーズに進むということです。

【(3)詐欺に注意】
災害に便乗した詐欺にも注意です。
国民生活センターなどによりますと、過去には、「保険で自己負担なく住宅の修理ができる」と言われ契約させられたケースや、「市役所職員を名乗る人物に義援金を求められた」といった詐欺もありました。
怪しいと思ったら、最寄りの警察署や消費生活センター、または消費者ホットライン電話188番に相談してください。
暑い中での片付け作業です。熱中症にもお気をつけください。