「みたてのくみたて」イベントの生みの親が田中達也さんです。世界中に多くのファンを持つ作品の発想はどこからくるのか?作品づくりや鹿児島に対する思いを聞きました。
(ミニチュア写真家・見立て作家 田中達也さん)「(黎明館は)デザイナーとして道に入った最初の展示のきっかけの場所」

スポットライトの下で音楽を奏でる女性。よく見ると、蝶々がグランドピアノに見立てられています。

ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さん(43)です。熊本県出身で鹿児島大学を卒業後、鹿児島市を拠点に創作活動を行っています。2011年から毎日欠かさずミニチュア作品を作り、インターネット上に発表しています。
(ミニチュア写真家・見立て作家 田中達也さん)「(自分の)写真をアップし始めて3か月後に(結婚式を)控えていた。カウントダウンとして始めたらやめるのがもったいないなくなった」
田中さんのインスタグラムのフォロワーは400万人を超えていて、3割が日本人、7割が外国人です。世界中の人たちを楽しませたいと作品のタイトルにも強いこだわりを持っています。

(ミニチュア写真家・見立て作家 田中達也さん)
「なるべく韻を踏んだタイトルを作りたい。(今回だと)蝶々とハ長調・ホ長調と合わせて「長調の蝶々」と考えた」
「アメリカに通じるタイトルのダジャレは笑いも起きた、日本人が考える見立ての楽しみ方と同じような感想が出るので一緒と感じた」