霧島連山の新燃岳が7年ぶりに噴火して、きょう7月22日で1か月です。新燃岳は22日も断続的に噴火していて、生活への影響が続いています。

22日も新燃岳は断続的に噴火し、噴煙が最高で火口から200メートルの高さまで上がりました。

霧島連山の新燃岳は先月22日、2018年以来、7年ぶりに噴火しました。気象庁は翌日、噴火警戒レベルを2から、3の「入山規制」に引き上げました。

噴火は断続的に続き、先月27日からは連続噴火が11日間継続。今月3日の噴火では噴煙が5000メートルの高さまであがりました。

今月6日には高温の火山灰や火山ガスなどが火口から流れ下る「火砕流」のような現象が確認されました。

これまでの噴火による降灰の影響で、鹿児島空港では相次いで欠航が出たほか、野菜を出荷する農家は灰を落とす作業に追われ、温泉街にもロードスイーパーが出動し、対応に追われました。

大量の火山灰は雨で流され、川は灰色に濁りました。霧島川上流では火山灰などで水道管が破損し、今月10日以降、霧島神宮近くの地域で一時断水。霧島市内では、火山灰で配管が壊れた影響で、個人宅を含む264軒で温泉の供給が止まっています。