鹿児島市の平川動物公園は8日、1歳5か月のコアラのアイが死んだと発表しました。
平川動物公園では9月末からコアラが相次いで死んでいて、アイが4匹目です。

平川動物公園によりますと、メスのコアラのアイは9月下旬から体調不良がみられたため、治療していましたが、6日午後、肺炎で死んだということです。

アイは去年5月に平川動物公園で生まれ、1歳5か月でした。


平川動物公園ではアイの前にも9月末から半月ほどの間にコアラ3匹が相次いで死んでいて、このうち2匹の死因は細菌性の肺炎でした。



アイは先月、肺炎で死んだユイの子どもで、体調を崩す前、親子で同じ部屋にいたということです。


平川動物公園はコアラの飼育数が国内で最多ですが、アイが死んだことにより16匹になりました。


福守朗園長は「アイが1歳5か月という若さで死に非常に残念。コアラが相次いで死んでいることを重く受け止め、飼育業務で見直せるところがないか検討したい」と話しています。