香港航空が、7月と8月の鹿児島便の全便欠航を決めたことが分かりました。「日本で大災害が起きる」といううわさが香港で広まったことによる客の減少が理由です。
香港では、漫画の内容などをきっかけに「7月に日本で地震が起きる」という根拠のないうわさが出ていて、日本への旅行を控える動きが出ています。
香港と日本を結ぶ各地の便に、影響が広がっていて、鹿児島県によりますと、香港航空が7月と8月の鹿児島便の全便欠航を決めました。
鹿児島便は、インバウンド需要の高まりで、去年12月に、週3往復から4往復に増えていて、搭乗率も7割から8割ほどで推移しましたが、先月は半分ほどに減少。
「採算が合わない」などの理由で今月は欠航便も出ていました。
県交通政策課は、「風評に基づく欠航は大変困った状況。9月以降は改善してほしい」と話しています。