22日は晴れて夏のような天気でしたが、21日は、帰宅時間に大雨で大変だったという方も多かったのではないでしょうか。道路の冠水や土砂災害が相次ぎました。
(記者)「タイヤの半分くらい浸かるほど冠水している」
21日午後7時半ごろの霧島市の国道です。原付バイクのタイヤが浸かり、走れなくなったのか、手で押して歩く人もいました。
(記者)「今、冠水しているから引き返したほうがいい」
局地的に発達した雨雲がかかった薩摩、大隅地方。1時間に50ミリを超える非常に激しい雨を観測しました。
1時間雨量が72ミリに達した日置市では…。
(記者)「大人のひざ下くらいまで冠水」
アンダーパスが冠水し、通行止めと表示されています。
降り始めからの総雨量は、さつま町紫尾山で285.5ミリ、伊佐市大口で260.5ミリ。2日間ほどで、平年5月ひと月分に相当する雨が降り、阿久根市や瀬戸内町では土砂崩れも発生しました。
21日夜、国道が冠水した霧島市隼人町。一夜明けた22日、流れてきた砂や落ち葉を片付ける人の姿が見られました。
(クリーニング店 岩倉秀行さん)「(雨水が)ここら辺まできた、車が通ると店に入ってくる」
この地域では、大雨のたびに冠水が起きているため、店の中に水が入らないよう対策をしています。
Q.雨の時期をむかえたが?
(クリーニング店 岩倉秀行さん)「怖いですね、大雨が降らないことを願う」
県によりますと、大雨によるけが人などの情報は入っていないということです。
県内は23日もおおむね晴れる予想ですが、気象台によりますと、24日は薩摩、大隅、種子島・屋久島地方で、再び警報級の大雨となるおそれがあります。