鹿児島市電の運賃は現在、現金や独自のICカード「ラピカ」で支払われていますが、11月1日からクレジットカードなどを使ったタッチ決済の実証実験が始まります。
(記者)「お使いのクレジットカードを触れるだけで、小銭無し、チャージなしで支払うことができます」
読み取り機に、クレジットカードや登録したスマートフォンでタッチするだけで運賃が支払われるタッチ決済。11月1日から市電の55両の車両のうち25両で実証実験が始まります。
独自のICカード「ラピカ」だけでは来年に控えた国体などで増えると見込まれる県外客への対応が難しいため、実証実験をすることになったのです。
(鹿児島市交通局・白石貴雄局長)
「全国交通系ICカードの相互利用に対応できていない現状で、鹿児島市域外、特に海外からのインバウンドの方への対応も含めて、支払いの多様性を提供できると考えている」
実証実験の期間は未定で、当面はカードの対応はVisaのみですが、来年春にかけて対応できるブランドを増やし、読み取り機も全ての車両に設置する予定です。