鹿児島県内でも教員不足が課題となっています。そんな中、若手教員や教職を目指す学生に魅力を伝えようと、鹿児島市の小学校で16日公開授業が開かれました。

(記者)「児童の様子や授業の進め方など参加者たちはメモをしながら学んでいます」

鹿児島大学教育学部附属小学校で行われた公開授業には、若手教員や教職を目指す学生らおよそ600人が参加し、先輩教諭が進める授業を真剣な表情で見学していました。また、授業の進め方で工夫していることや苦労している点を参加者同士が話し合い、先輩教諭へ質問するなど学びを深めていました。

(教員を目指す 鹿児島女子短期大学2年)「目で見て学べたので、自分の考えが深まった時間になった」

(教諭1年目)「(参加者が)同じ悩みを持っていたり、今回の授業を通して分かりやすいポイントやこれから活かせることがあったり、教員生活が楽しくなるような会だった」

(教諭歴8年・附属小学校 山口奏良教諭)「とにかく楽しんで自分自身がやる姿を見せられたら」

県内では10年前に11.9倍だった教員採用試験の倍率も昨年度は2.2倍と低下傾向にあるなど「教員不足」が課題となっています。