鹿児島と奄美群島を結ぶフェリーについて、運航する奄美海運が、今の週5便から週4便に減便する方向で検討していることが分かりました。

減便が検討されているのは、鹿児島と喜界島、奄美大島、徳之島、沖永良部島を結ぶ「フェリーあまみ」と「フェリーきかい」です。

関係者によりますと、奄美海運は今月7日、喜界町で町民向けの説明会を開き、週5便の運航を週4便に減らすことや、沖永良部島・知名港への寄港の休止を検討していると説明したということです。減便の理由は主に、船員不足だということです。

寄港地の1つ、喜界島です。今はトマトが旬を迎え、これから特産のパッションフルーツなども収穫時期を迎える中、島外への出荷の影響を懸念する声が聞かれました。

(野菜農家 登次雄さん)「木曜日の船が来なくなるということで、大変困っている。(鹿児島市での)競りまで中2日・3日空いてしまう」

奄美海運は、寄港地の自治体に、運航スケジュールの変更を検討していることをすでに伝えたということです。