天文館にあったファッションビル「タカプラ」の運営会社社長や県日中友好協会の会長を務め、おととい5日、97歳で亡くなった海江田順三郎さんの告別式が執り行われました。
海江田順三郎さんは鹿児島市生まれで、天文館にあったファッションビル「タカプラ」の運営会社・高島屋開発の社長を務めたほか、日中関係が悪化していた2005年に中国との交流を深めようと県日中友好協会を立ち上げ、会長を務めました。
去年6月からは協会の名誉会長に就いていましたが、今年3月ごろから体調を崩し、5日、肺炎のため97歳で亡くなりました。きょう7日、鹿児島市で執り行われた告別式には、国際交流や経済関係者ら200人以上が参列しました。
(中国駐福岡総領事館・楊慶東総領事)「海江田さんの遺志を継ぎ、民間交流と友好事業の強化に貢献していきます」
そして、参列した人たちは、祭壇に手を合わせ、別れを惜しんでいました。
(県日中友好協会・鎌田敬会長)「きょう改めて実感。もういなくなった、寂しい」「一番大切なのは民間交流。特に若い人の交流をしっかりとやりたい」
多くの参列者が見守る中、海江田さんの棺は斎場を後にしました。