徳之島ナンバーワンの牛を決める闘牛大会が開かれ、4000人のファンを前に熱い闘いが繰り広げられました。

(地元住民)「大きいし迫力が違う」
(中学2年生)「(Q.闘牛は好き?)大好き」

(記者)「サトウキビの収穫を終えた徳之島の人たちが最も楽しみにしているもの、それが闘牛です」

鹿児島県の徳之島・伊仙町で今月4日に開かれた、島ナンバーワンの牛を決める闘牛大会。全8組が出場し、直径20メートルの土俵で、700キロから1トンを超える牛同士がぶつかり合い、牛が相手に背を向けるなど戦意をなくした時点で負けとなります。

全島一を決める無差別級では、2年連続チャンピオンの「豊島幸輝心」に、「二代目力道山」が挑みました。序盤、二代目力道山は押され気味でしたが…1250キロの体を相手に押し込み、初めて王座に輝きました。

(二代目力道山の牛主・上田卓也さん)「大会に向けて何か月も前から仲間や家族と協力して、当日を迎えて戦わせる。一致団結するところが、すごくいいこと」

観客およそ4000人が集まった会場は、熱気に包まれていました。

(地元・徳之島から)「迫力があっておもしろい。勝った時には感動する」

(兵庫県から)「初めて。すごい迫力で、みなさんの活気がすごいよかった」