奄美・瀬戸内町はドローンを活用した物流支援の実証実験を進めています。27日は、ドローンが初めて請島に品物を運びました。
瀬戸内町には、加計呂麻島、請島、与路島の3つの有人離島がありますが、交通手段は船のみで、欠航となることも多くあります。
ドローンの実証実験は瀬戸内町と日本航空が進めているもので、27日は人口93人の請島の住民が、スマートフォンの専用アプリで商品を注文、瀬戸内町古仁屋のコンビニから完全自動運転のドローンで品物が届けられました。
(肉まんを注文した住民)
「あったかくて、おいしい。あったかいものはあたたかく食べられて、冷たいものは冷たいまま食べられる。それだけ早く来られるということ。絶対便利になると思う」
(瀬戸内町企画課 佐多勝・産業立地係長)
「船しかないので、欠航して日用品が入らないことがある。ドローンで運ぶことによって住民の生活のニーズを満たせる」
瀬戸内町と日本航空は今後も実証実験を進め、来年4月からドローンの本格運用を始める予定です。