水滴を帯び、金属の細かい傷まで表現したボルトとナットの作品は、製作時間なんと、280時間。およそ5か月かけて完成させました。

大森さんは制作過程を動画にし、SNSで発信。再生回数は最大550万回を超えています。

制作手順は、まず、描きたいものを写真に撮るところから。構図を決め照明をあて、満足のいく写真が撮れるまで数百回もシャッターを切るそうです。

こちらのティーポットの作品には、よく見ると、スマートフォンを構えた大森さんの姿が鏡のように反射して映り込んでいます。

鉛筆は、細く尖らせたHから4Bの7種類を使い分け、色の濃淡を表現しています。

(大森浩平さん)「色を使わない分、質感表現に特化できる。鉛筆の線を感じさせないように丁寧に何度も重ね塗りしている」