去年、横断歩道の白線の間隔の基準が改正され、従来の倍にまで広げることが可能になりました。その理由とは?
この交差点では、今年1月から4本ある横断歩道のうち、2本が新しい基準の横断歩道に変わっています。

横断歩道の白線の間隔は、これまで45センチから50センチでしたが、去年7月の改正でこれまでのほぼ倍となる90センチまで広げることができるようになりました。
その狙いは、間隔を広げて車のタイヤとの摩擦が減ることで、白線塗料が消えにくくなり、補修費用も抑えられることです。
15日は視覚障害者2人が歩行体験会に参加し、気づいた点を警察に伝えました。
(視覚障害者)「見え方の違う人を(今後)何人か参加させていただきたい。音響式信号とエスコートゾーン(突起形状の道路横断帯)も多くの横断歩道につけていただければ」
鹿児島県警によりますと、取材した2本と照国町交差点の1本はすでに新基準の横断歩道に変わっていますが、「今後の変更については、きょうの意見などをもとに慎重に検討する」ということです。