奄美大島では、新入生が1人だけの学校もあります。

大和村・名音小学校の新1年生、平勇真くん。ピカピカのランドセルを背負い、母親と一緒に歩いて学校へ向かいました。

(集落の住民)「おめでとう、いってらっしゃい。がんばって行ってきてね(行ってきます)元気な1年生じゃ」

1879年創立の名音小学校。少子化が進み、この春の新入生は勇真くん1人となりました。

(記者)「名音小学校では多くの地域の人たちが見守る中、1人の入学式が行われています」

名音小学校の児童は勇真くんを含め14人。入学式には児童の数を上回る20人の住民が出席して祝いました。

(校長)「入学おめでとうございます」
(勇真くん)「ありがとうございます!」

(住民)「地域で子どもたちを見守って育てていく意識が高いかと思います」

(母親・平佳奈さん)「私が小さいころから知っている人たちばかりなので、みんながお祝いしてるようでうれしいです」

(新入生・平勇真くん)「楽しかった。お勉強するのが楽しみ。(将来の夢は)警察官」

大和村では7日、名音小学校を含む4つの小学校で入学式があり、新入生の数は15人でした。

県内ではこの春、公立小学校におよそ1万2500人、公立中学校におよそ1万4000人が入学しました。