荒茶の生産量が日本一になった鹿児島茶の一大産地・霧島茶の豊作を祈る祈願祭がありました。
(記者)「鹿児島が荒茶生産量日本一になって初めての茶摘みの季節がやってきました。この大きな茶樹の前で安全祈願祭が行われています」

高さ3メートルほどのお茶の木がある霧島市牧園町の大茶樹公園で開かれた祈願祭には、生産者らおよそ100人が参加しました。玉ぐしを捧げたあと、今シーズンの収穫作業の安全と豊作を祈願し、霧島茶で乾杯しました。
霧島市によりますと、鹿児島県が荒茶生産量日本一になった昨年度は、霧島市の生産量も2000トンを超え、10年前の1.3倍に増えています。
(霧島市茶業振興会 有村幸二会長)「ことしも本当に香り豊かで旨みのあるおいしいお茶をたくさん作りたい。生産量は(全国)1位になったが、知名度もお茶なら鹿児島、霧島というようにしていきたい」
ことしは3月の冷え込みなどでやや生育が遅れており、一番茶の収穫は今月中旬に始まる予定ですが、今年もおいしいお茶ができそうだと話しています。