鹿児島市で景観条例に配慮したマンション建設が進んでいて、先月、地鎮祭がありました。
鹿児島市でマンション建設を進めているのは東京が本社の長谷工不動産です。先月、関係者が集まって地鎮祭がありました。
建設場所の近くには武家屋敷の名残りとなる石垣が並び、鹿児島市が景観条例をもとに環境を保全しています。
石垣は江戸時代前に積み上げられたものとみられ、大きいもので1つおよそ200キロ、あわせて1600個にのぼります。
長谷工不動産は古くなった石垣を一度解体し補強して組み立てなおしました。景観を保全するとともに、地震や台風に強い石垣に生まれ変わったということです。
(長谷工不動産 柿原哲也執行役員)「石積み擁壁と武家屋敷跡地という島津藩ゆかりの地をモチーフに、ランドマークとなるような物件にしたい」
マンションは14階建てで159世帯が入り、2027年3月に完成する予定です。