おもに子どもが感染し、かぜのような症状が出る「RSウイルス感染症」の患者数が鹿児島県内で増えています。去年の同じ時期の9倍となっています。

RSウイルス感染症は子どもが感染しやすく、発熱やせきなどかぜのような症状がみられます。悪化すると呼吸困難や肺炎を引き起こすこともあり、例年、春から夏にかけて患者が増加します。

県によりますと、今月16日までの1週間の県内の患者数は187人で、前の週より37人増えました。去年の同じ時期の9倍となっています。県は、子どもが触れるおもちゃの消毒や、手洗い、うがいなど、予防を呼びかけてます。

また、感染性胃腸炎の患者数も1週間で894人と、去年の同じ時期の2倍となっています。鹿児島市、指宿、川薩、姶良、鹿屋の5つの保健所で警報基準を上回っていて、県は手洗いや消毒など感染対策を呼びかけています。