鹿児島市が防災計画を見直し、高齢者や妊婦などが設備の整った指定福祉避難所に直接、避難できるようになりました。

これは鹿児島市の防災会議で決まりました。鹿児島市の防災計画ではこれまで、大雨などの災害時に高齢者や妊婦などの要支援者は、まず「指定避難所」へ避難してから、必要であれば設備の整った「福祉避難所」へ移動していました。

今回の見直しで「指定福祉避難所」に名称を変え要支援者は、自宅から直接向かえるようになります。

今年6月から「指定福祉避難所」を8か所から13か所に増やし運用を始める予定で家族なども一緒に過ごせます。

市によりますとこの3年間で開設されたケースはありませんでした。

(鹿児島市 下鶴隆央市長)
「取り組みを開始することに意義があると考えている。実際に避難所を利用される、皆さんの声を聞きながら対応を考えていきたい」

鹿児島市に暮らす要支援者はおよそ1万2000人です。