駅開業を記念して、鹿児島市の仙巌園で18日から鉄道の歴史を振り返る展示会が始まりました。元運転士も、鉄道マニアも大興奮です。
18日から始まった「鉄路の足跡~鹿児島の列車と風景~」。今月15日に仙巌園駅が開業したことを記念して、仙巌園とJR九州が共同で開きました。
蒸気機関車、ディーゼルカー、そして電車。時代と一緒に、鹿児島を走ってきたおよそ100枚が並びます。
西中間弘行さんは国鉄の機関車時代から29年間、機関士や運転士を務めました。
(西中間弘行さん)「(SLは)きつかった。霧島の登り、矢岳越えはきつかった。蒸気をいっぱい使うから」
鉄道マニアのこちらの高校生は、開場1時間前から待っていました。お目当ては、1988年に運転を開始したハイパーサルーン。かつて鹿児島と宮崎を結んでいました。
(ラサール高校1年 鉄道研究会所属・井上輝久さん)「国鉄が分割民営化されて、最初に登場した特急車両で、歴史も長い。鹿児島ではもうみることができないんですけど」
あの日の記憶が、鮮やかによみがえります。
(ラサール高校1年 鉄道研究会所属・井上輝久さん)「運転席の真後ろの席に乗るために、1時間ほど待って、夕方駅弁を食べながら乗ったことをよく覚えている」
それぞれの思い出と出会う。「鉄路の足跡~鹿児島の列車と風景~」は、来月6日まで開かれます。