霧島市の飲食店で今月、食事をした客からノロウイルスが検出されました。県は食中毒と断定し施設に3日間の営業停止命令を出しました。
今月15日から3日間の営業停止命令を受けたのは霧島市国分中央の「炭火焼居酒屋霧家」です。
県によりますと今月8日、店で調理し提供されたチキンカツや茶碗蒸し、黒豚軟骨や鳥刺しなどを食べた35人のうち、19歳から68歳の男女14人におう吐や下痢、腹痛などの症状が出たということです。このうち11人が病院で診察を受けましたが、いずれも入院せずに快方に向かっているということです。
県が検査したところ、患者や調理したスタッフあわせて11人からノロウイルスが検出されました。調理・提供した食事が食中毒の原因と断定し、県は施設に対して今月15日から3日間の営業停止命令を出しました。
施設は今月13日から営業を自粛しているということです。ノロウイルスは11月から3月に多く発生するとして、県は手指の消毒や食品の十分な加熱を呼びかけています。