桜島を望むJR日豊本線の「仙巌園」駅が15日、開業します。14日は報道陣に先行公開されました。

鹿児島市の磯地区に誕生するJR日豊本線の「仙巌園」駅。県内でJRの新駅ができるのは2010年の「神村学園前駅」以来です。

開業を15日に控えた14日、報道陣に構内が公開されました。「歴史と、自然と、人と、優しくつながる駅」をコンセプトに、明治日本の産業革命遺産である旧集成館など世界遺産エリアの景観に配慮したシンプルなデザインです。無人駅で、券売機や改札では、切符だけでなくICカードも使えます。

JRが整備した駅舎は4億円、県や鹿児島市などが整備する今年7月完成予定の広場などを合わせると総額およそ12億円です。普通列車が上下合わせて57本停車し、1日200~300人の乗車を見込んでいます。

(名古屋からの観光客)「いろんな角度から桜島を見られるのがとてもいい。アクセスが便利になるなら気軽に来たい、次はぜひ使いたい」

15日は開業セレモニーが予定されています。