南九州市のJR松ヶ浦駅が「かごしま景観大賞」を受賞し、このほど記念看板の除幕式が開かれました。  

南九州市知覧町にある松ヶ浦駅は、JR指宿枕崎線の無人駅です。ホームと列車、そして開聞岳を同時に望むことができます。地域の宝として地元の人に親しまれているたけでなく、遠方から人が訪れる人気のフォトスポットになっています。


松ヶ浦駅は、県が2021年度から実施している「あなたが選ぶかごしま景観大賞」で、2022年度に大賞を受賞しました。この賞は、素晴らしい景観を維持したり作り出したりする活動をしている個人や団体を表彰するものです。

松ヶ浦駅では、地元の自治会を中心に、企業や団体が連携し清掃活動を続け、景観を維持していることなどが評価され、第2回かごしま景観大賞に選ばれました。

清掃活動

駅のホーム近くに設置された記念看板は、受賞をきっかけに駅や鉄道に関心を持ってもらおうと「指宿枕崎線を活かしたまちづくりプロジェクト」が県の事業を活用し製作しました。

駅名標を模したデザインで、白地に黒文字で駅名と「第二回あなたが選ぶかごしま景観大賞」「大賞受賞記念」「南九州市」「鹿児島県」と書かれています。

裏面には、「おかえりなさい 松ヶ浦へ」の言葉の下に、駅、列車、開聞岳の絵が描かれ、その周りには、この3月末で閉校する松ヶ浦小学校の子どもたち19人のカラフルな手形がプリントされています。

今月8日に開かれた除幕式には、保全に関わっている地元関係者のほか、JR、行政、松ヶ浦小学校の子どもたちらが出席し、あらためて受賞を喜びました。

(写真提供 中原水産)