無線通信のテストや半導体機器の検査などを手がける台湾のメーカーが、出水市に来月、日本支店を開設することになりました。出水市に台湾の企業が進出するのは初めてです。
出水市によりますと日本支店を開設するのはWi-Fiの無線通信テストや、半導体機器の検査などを行う台湾の「筑波科技」です。
関連企業の「エースバイオテック」とあわせた従業員は150人で、半導体関連企業が集まり、「台湾のシリコンバレー」とも呼ばれる、台湾北部の新竹県に本社があります。来月15日、出水市上鯖渕に日本支店を開設し、台湾から派遣された2人が駐在します。
出水市の隣の熊本県では台湾の半導体製造大手「TSMC」が進出し、経済効果が期待されています。筑波科技はこうした動きを注視しながら、日本支店を足がかりに事業の拡大を目指すものとみられます