平家の武将、平盛久をまつる神社がある屋久島町の春牧集落で、平盛久を描いた人形浄瑠璃が上演されました。

屋久島には平家の落人伝説が残されていて、屋久島町の春牧集落には平盛久をまつる盛久神社があります。

人形浄瑠璃は地元の人たちに平盛久についてもっと知ってもらおうと、住民らでつくる春牧里巡りの会が企画したものです。今回は、国の重要無形民俗文化財に指定されている、新潟県佐渡市の文弥人形の一座・真明座が招かれ、人形浄瑠璃「盛久」が上演されました。

集まった人たちは、決闘シーンなど細かい動きで表現する人形浄瑠璃にじっくりと見入っていました。

(観客)
「初めて人形浄瑠璃を見たが、予想していた以上におもしろくて。すごくいい会だった」
「伝統的な文化をもっとやってほしい」

人形浄瑠璃の一部は地元青年団の団員らが寸劇で演じ、練習の成果を発揮していました。