じゃがいもやミニトマトの詰め放題に、多くの人が訪れました。障害のある人たちが育てた野菜や花などを販売するイベントが鹿児島市で始まりました。

鹿児島中央駅前のアミュ広場で始まった「ノウフクマルシェ」。障害者の農業への就労を支援する農業と福祉=「農・福」連携の取り組みを広く知ってもらおうと、毎年春と秋に開かれています。

県内の障害者就労施設や事業所が過去最多の38のブースを設け、障害者らが育てた野菜や加工品などが販売されています。

(記者)「ステージ前に行列ができています。その先にはじゃがいもの詰め放題です。徳之島で育てられたじゃがいもを500円で袋いっぱいに詰められます」

(客)「18個。つぶしてサラダにしたり、すってカレーに入れたり、豚汁に入れたりしたらおいしい」

今回は、ミニトマトの収穫が多かったことから、急きょ、予定外の詰め放題も行われました。

(記者)「200円でこんなに詰めることができました。フルーツみたいに甘いです」

会場には野菜や花だけでなく、焼き菓子などのスイーツや、革製品や木工品なども並んでいます。

(出店した施設利用者)「いろいろ作ってますので、みなさんぜひ食べてください」

(かごしま障がい者共同受注センター 山下俊介事務局長)「障害のある方が事業所でいきいきと活動して生産しているもの、目の前で売れていく時の利用者の表情や、生きがいやりがいを感じてほしい」

「ノウフクマルシェ」は7日もアミュ広場で開かれ、野菜の詰め放題も予定されています。