ヒアリの仲間で毒を持つ外来のアリ、「アカカミアリ」が志布志港で見つかりました。鹿児島県内で初めての確認で、県は注意を呼びかけています。
見つかったのはアメリカ南部や中米が原産のアリ、アカカミアリです。県によりますと今月5日に志布志港のコンテナ置き場に設置してあったわなにおよそ200匹のアリがかかっているのが見つかりました。
そして、専門家が確認したところヒアリの仲間で特定外来種にも指定されているアカカミアリと判明しました。
県内で初めて確認されたアカカミアリ。ヒアリと比べると弱いものの毒があり、刺されると激しい痛みが出て水疱状に腫れることがあるため、県は「似たようなアリを見つけた場合は決して素手で触らないでほしい」としています。県と国は連携して、発見場所周辺での調査を続けています。
アカカミアリやヒアリと思われるアリを見つけた場合の連絡先は、環境省ヒアリ相談ダイヤル電話番号0570−046−110、または県自然保護課099−286−2616です。