もうすぐ3月ですが、24日は真冬のような寒さとなりました。鹿児島市内でも高台の住宅地は、雪で一面真っ白になりました。この冷え込み、25日朝、さらに強まりそうです。

(記者)「マイクを持つ手もかじかむほどの寒さの鹿児島市です。2月下旬ですが、雪が降り、桜島も美しい姿を見せてくれています」

24日朝、桜島は中腹あたりまで雪化粧しました。

(親子)「雪が積もっていたので、びっくりした」「寒い」

鹿児島市の高台や山あいの住宅地でも一面、雪景色となり、雪が2センチほど積もったところもありました。

県内の24日朝の最低気温は、霧島市牧之原でマイナス2.6度、鹿屋市輝北でマイナス1.5度など、各地で平年を5度前後下回りました。日中の気温もあまり上がらず、最高気温は鹿屋市輝北で5度、鹿児島市でも9.8度にとどまりました。

真冬のような寒さの中…

(記者)「鹿児島市の吉野公園です。梅の花がほころび、園内がピンク色に染まってきれいです」

吉野公園に植えられたおよそ250本の梅の木は、紅梅が5分から7分咲き、白梅が2分から3分咲きとなっています。

(鹿児島市から)「ようやく咲いて、でも寒い。暖かくなると一気に春でしょうね」

(鹿児島市から)「ちょうどいい、何とも言えない、美しい。香りもいいよね、梅は」

吉野公園の梅は今週末が見頃で、3月上旬まで楽しめるということです。

一方で…出水市とさつま町にまたがる紫尾峠では、スリップした乗用車が道をふさぎ、10台ほどが立往生しました。慌ててタイヤにチェーンを巻く人もいました。

(チェーンつける人)「今までは登っていたが、今回は登らなかった」

交通への影響が続いています。主な道路で通行止めとなっているのは、県道592号の屋久島公園安房線と、県道594号の白谷雲水峡宮之浦線の一部区間です。

チェーンなどのすべり止めが必要なのは、指宿スカイラインの谷山インターから頴娃インターの間です。

25日の朝はさらに冷え込みが強まる見込みで、道路や水道管の凍結に注意が必要です。