肥薩おれんじ鉄道が出水市で計画している橋の補修工事を巡り、出水市は漁業権を持つ漁協に対して工事への妨害行為を行わないよう、改善命令を出しました。
出水市によりますと、肥薩おれんじ鉄道が米之津川にかかる橋の補修工事を計画し、2021年10月、工事契約の内容について漁業権を持つ広瀬川漁協の理事に説明しました。
その際、漁協の理事が夕方から翌日の朝まで長時間にわたって肥薩おれんじ鉄道の役員や社員を拘束したうえ、漁業権とは関係のない批判や叱責を繰り返したということです。
このほかにも広瀬川漁協が不当な行為を繰り返したとして、出水市は21日、漁協に対して補修工事の協議を拒否し、工事を遅らせる妨害行為を行わないことや、理事の解任、組織運営の改善などを求める命令書を出しました。
また、来月6日までに具体的な改善策を出水市に提出するよう求めています。