「最強・最長寒波」 6日以降も大雪おそれ

気象庁は 6日にかけて、北日本から西日本では大雪や暴風雪、高波に警戒を呼びかけています。その後も数日に渡り、日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、上空には断続的に強い寒気が流れ込んで、大雪や大荒れ、大しけが続くおそれがあります。画像で掲載している9日までの雪シミュレーションでは、7日から8日にかけても全国的に雪の範囲が広がり、9日ごろまで雪が続くと予想されているエリアもあります。


発達する低気圧の影響で、日本付近は強い冬型の気圧配置となる見込みです。北日本から東日本の上空約5000メートルには氷点下42度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達する所があるでしょう。

 その後も数日に渡り、日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、上空には断続的に強い寒気が流れ込んで大雪や大荒れ、大しけが続くおそれがあります。

9日までの雪シミュレーションはこのあと画像で掲載しています


[雪の予想]

 北日本から西日本では、日本海側を中心に大雪となる所があるでしょう。
普段雪の少ない北日本から西日本の太平洋側でも内陸を中心に大雪となり、
平地でも積雪となる所がある見込みです。

▼4日18時から5日18時までに予想される24時間降雪量
  北海道地方      50センチ
  東北地方       80センチ
  北陸地方      100センチ
  東海地方       80センチ
  近畿地方       70センチ
  中国地方       50センチ
  四国地方       40センチ
  九州北部地方     50センチ
  九州南部       20センチ

▼その後、5日18時から6日18時までに予想される24時間降雪
  北海道地方      50センチ
  東北地方       70センチ
  北陸地方      100センチ
  東海地方       70センチ
  近畿地方       50センチ
  中国地方       50センチ
  四国地方       20センチ
  九州北部地方     30センチ
  九州南部        5センチ

▼その後、6日18時から7日18時までに予想される24時間降雪
  北海道地方     40センチ
  東北地方      70センチ
  北陸地方      70センチ
  東海地方      40センチ
  近畿地方      30センチ
  中国地方      50センチ
  四国地方      20センチ
7日以降も北日本から西日本の日本海側を中心に大雪が続き、積雪がさらに多くなる見込みです。

5日(水)雪シミュレーションでは、九州、四国、中国、近畿、北陸、東北、北海道の日本海側や山地を中心に雪が予想されています。

6日(木)雪シミュレーションでは、九州から北海道まで広い範囲で雪となり、東海の一部や、北海道、東北の太平洋側でも雪が広がりそうです。午後には東日本と北日本が雪の中心となりそうです。

7日(金)雪シミュレーションでは、再び九州、中国、近畿など西日本でも雪となり、北陸や東北では大雪となるところもありそうです。

8日(土)雪シミュレーションでは、西日本から北日本、九州から北海道まで雪の予想が広がっています。太平洋側でも雪が予想されています。

9日(日)雪シミュレーションでは、日本海側で大雪が予想されているところがあります。