日本の上空に強い寒気が流れ込み、九州・近畿・北陸・甲信などでは雪が予想されている場所があります。九州地方や近畿地方では、山地や標高200メートル以上の高台の住宅地で雪が積もるところがあるでしょう。雨・雪シミュレーションでは北陸、東北、北海道の日本海側でも雨や雪が予想されています。全国の雪シミュレーションは画像で掲載しています。
【九州北部地方】
九州北部地方(山口県含む)の上空約1500メートルには、15日にかけて氷点下6度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。九州北部地方では、14日未明から15日午前中にかけて山地を中心に雪が積もる所があるでしょう。交通機関などは積雪に対する備えが必要です。
【九州南部地方】
九州南部の上空約1500メートルには、14日から15日は氷点下6度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置となる見込みです。このため、鹿児島県・薩摩地方の山地を中心に14日から15日は雪が積もる所があるでしょう。交通機関などは積雪や路面凍結に対する備えが必要です。
【中国地方】
中国地方の上空約5500メートルに、13日午後から14日にかけて、氷点下27度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。島根県と鳥取県では、14日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するでしょう。竜巻などの激しい突風や落雷、急な強い雨に注意してください。
13日午前11時現在、気象庁から中国地方に「雪に関する気象情報」は発表されていませんが、画像で掲載している雪シミュレーションでは14日(土)ごろから日本海側を中心に雪が予想されています。今後の情報に注意してください。
【北陸地方】
14日にかけて北陸地方の上空約5500メートルに氷点下33度以下の寒気が流れ込む見込みです。北陸地方では、14日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、局地的に積乱雲が発達するでしょう。14日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。ひょうの降るおそれもありますので、農作物等の管理にも注意してください。
13日午前11時現在、気象庁から北陸地方に「雪に関する気象情報」は発表されていませんが、画像で掲載している雪シミュレーションでは14日(土)ごろから日本海側を中心に雪が予想されています。今後の情報に注意してください。
【近畿地方】
近畿地方では、14日から15日頃にかけて冬型の気圧配置が強まり、上空約1500メートルには、氷点下6度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。雪が予想されているのは京都府、和歌山県、奈良県、滋賀県です。
近畿地方では、14日午前中は山地を中心に雪が降り、積雪となる所があるでしょう。その後再び15日頃も山地を中心に雪が降り、積雪となる所がある見込みです。積雪や路面の凍結による交通障害などに留意してください。
全国の雪のシミュレーションは画像で掲載しています。
【東海地方】
13日は低気圧が日本の南と日本海を東進し、14日にかけて冬型の気圧配置となり、この時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。
岐阜県では、13日夜のはじめ頃から14日にかけて山地を中心に雪が降り積雪となり、平地でも積雪となる所があるでしょう。積雪や路面の凍結による交通障害に留意してください。
【甲信地方】
山梨県の富士五湖では、13日夕方から夜遅くにかけて雪や雨の降る所があり、積雪となる所があるでしょう。雪による交通障害や路面の凍結に留意してください。
13日は、低気圧が四国沖から日本の東へ進む見込みです。このため、富士五湖では、13日夕方から夜遅くにかけて雪や雨の降る所があり、積雪となる所があるでしょう。富士五湖では、雪による交通障害や路面の凍結に留意してください。
13日12時から14日12時までに予想される24時間降雪量は多い所で、富士五湖で1センチです。
【東北地方】(山形県)
置賜では、大雪の峠は越えましたが、13日夕方にかけて、大雪による交通障害、着雪に注意してください。
北日本は冬型の気圧配置となっています。また、低気圧が日本海西部にあって、東へ進んでいます。
[雪の実況]
13日10時現在の12時間降雪量(アメダスによる速報値)
米沢 25センチ
13日10時現在の積雪の深さ(アメダスによる速報値)
米沢 31センチ
置賜では、13日夕方にかけて、大雪による交通障害、電線や樹木への着雪に注意してください。
全国の雪のシミュレーションは画像で掲載しています。