無人の店に侵入し物色 一部始終が防犯カメラに
鹿児島市のリサイクルショップに設置された防犯カメラの映像には、侵入した人物が店内を物色する様子が映っていました。この日は、台風14号が県本土に迫っていた18日・日曜日。台風に備えて臨時休業していた店が被害に遭いました。
無人の店内に足早に入ってきた人物。店内に並んだ商品には目もくれず、向かった先は…売上金が入ったレジです。大胆に棚を開けて物色するその手には手袋のようなものをしていて、わずか2分ほどで店の外へ出ていくなど、手慣れているようにも見えます。



店によりますと、今月19日朝に出勤した店長が店に何者かが侵入し売上金が盗まれているのに気付き、警察に通報しました。そして、防犯カメラを見ると、18日午後に何者かが店内に侵入し、物色している様子が映っていたのです。

被害は台風14号の上陸直前 臨時休業中に
被害にあった店は国道沿いの目立つ場所にありますが、18日午後は、夜に鹿児島市付近に上陸した台風14号が県本土に迫りつつあったころ。
鹿児島市内は人や車の通りが少なくなっていました。


火事場泥棒ならぬ"台風泥棒"に「はらわた煮えくり返る」
台風のさなかの卑劣な犯行に憤りを感じたという店の関係者は、手作りのチラシを貼り出して情報提供を呼び掛けています。

(どりーむ天保山店 重久新店長)
「火事場泥棒ならぬ台風泥棒。みんなが心細くて心配している中、悪事をはたらいて、災害だけではなく人にまで気を回さないといけないのかと、すごく嫌な気持ちになった。許せない、本当に許せない。はらわた煮えくり返る思い」

店は警察に被害届を出していて、一刻も早い摘発を願っています。