不要になった本の寄付を通して犯罪被害者支援につなげる取り組み、ホンデリングに、JA鹿児島県信連がおよそ200冊を贈りました。
ホンデリングは、かごしま犯罪被害者支援センターが寄付を受けた本を、専門の買取業者に売却し、そのお金が被害者の支援に使われる仕組みです。JA鹿児島県信連が、SDGsへの取り組みの一環として、職員に本の寄付を呼びかけたところ、およそ200冊が集まりました。
(JA鹿児島県信連 上野俊文理事長)「SDGsの一環でもあるし、犯罪被害者の支援に役立てばという思いをみんなで共有できた」
(かごしま犯罪被害者支援センター 永家南州男事務局長)「非常にありがたい。県民一人一人が犯罪被害者の立場を理解し、被害者に優しい県がつくれたら良い」
かごしま犯罪被害者支援センターは、犯罪の被害にあった人や家族からの相談、カウンセリングなどの支援を、電話099−226−8341で受け付けていて、活動は法人や個人からの会費や寄付で成り立っています。
相談件数は、昨年度は982件、今年度は8月末時点で420件で、年々、増加傾向にあるということです。
ホンデリングは一般の人も寄付でき、センターのホームーページから受け付けています。