桜島の南岳で11日夜、噴火が発生し、火山灰が火口から西の鹿児島市街地側に流れました。鹿児島市では12日朝、車や道路に灰が積もったところもありました。
11日夜、鹿児島市街地で撮影された映像です。桜島の灰が雨のようになって降り続いている様子も見られました。
桜島の南岳山頂火口では、11日午後8時14分と午後8時半に噴火が発生し、噴煙が最大で1300メートルの高さまで上がりました。
中量の噴煙が火口から西の鹿児島市街地側に流れ、一夜明け、街では道路や車に灰が積もっていました。
鹿児島市はおよそ2年ぶりにロードスイーパーと散水車を出動させて道路の灰を取り除き、ガソリンスタンドには洗車を待つ車の列ができていました。
(洗車にきた男性)
「すごく灰が降って固まった状態だった。きょうは休みだったので洗車に来た」
12日、桜島でこのあと噴火が発生した場合も、降灰は火口から西の鹿児島市街地や日置市などに予想されています。
桜島は噴火警戒レベル3の「入山規制」が継続中です。