子どもたちに桜島について理解を深めてもらおうと、鹿児島市の小学校で火山防災授業が開かれました。
防災授業は、桜島の大規模噴火への備えなどについて考えてもらおうと、鹿児島市が続けているもので、25日は山下小学校の6年生69人が参加しました。
桜島ミュージアムの福島大輔さんが、死者行方・不明者が58人に上った110年前の大正噴火では、溶岩で桜島が大隅半島とつながったことを紹介しました。
そして、炭酸飲料を使って噴火のメカニズムを再現する実験が行われました。

(小学6年生)「すごい大きな音とか地震があったら噴火が起こるかもしれないと初めて知れた。もっと家族と話し合いたい」
(小学6年生)「桜島は危険なところがあるけど、やっぱりかっこいいので好き」
姶良カルデラには大正噴火に匹敵するマグマの量がすでにたまっているとされていて、鹿児島市は「大きな噴火に日ごろから備えておいてほしい」としています。