太平洋戦争直後にアメリカの進駐軍が上陸した鹿屋市高須町で当時の記憶を伝える会が開かれました。

鹿屋市高須町の金浜海岸は、終戦の翌月の1945年9月4日に進駐軍アメリカ海兵隊2,500人が上陸したことで知られています。

当時、多くの人々が進駐軍を恐れ、山間部に逃げたと言われています。

この語り継ぐ会は、進駐軍が上陸した日に合わせて、戦争や平和について考えようと町内会が開いたもので、地元住民らおよそ30人が参加しました。

会では、語り部活動を続ける鹿屋市の立元良三さん(94)が当時の様子などを説明しました。

(語り部を続ける 立元良三さん)
「今年も開催できて、ホッとしている。今後も語り継いで行きたいと思っている」

参加者たちは、立元さんの話しに聞き入ったり、戦時中や終戦後の思い出を話したりして、平和への思いを新たにしていました。