台風のたまご熱帯低気圧が台風11号に
フィリピンの東にあった「台風のたまご」=熱帯低気圧が台風11号になりました。気象庁の観測では、9月2日正午の時点で、中心気圧は994ヘクトパスカル、最大瞬間風速は30メートルで、時速20キロの速さで北北西に進んでいます。

3日以降、台湾とフィリピンの間を通って、大陸側に向かう予想で、日本への直接の影響はないとみられます。

太平洋の熱帯低気圧は
太平洋とインド洋の台風や低気圧などを監視し、情報を提供するアメリカ軍の気象機関・JTWC(Joint Typhoon Warning Center)の予測では、日付変更線の東で発生したトロピカルストーム「HONE(ホネ)」が、日付変更線を超えて越境台風となる可能性がありました。HONE(ホネ)は。太平洋のハワイ諸島・ミッドウエイの南を西よりに進み、日本時間の9月2日に日付変更線を超えましが、その時点でトロピカルストームからトロピカルサイクロンに勢力を落とし、気象庁も熱帯低気圧とし、越境台風とはなりませんでした。

このほか日本の南にも熱帯低気圧がありますが、こちらは今後発達しない見込みです。ただ、他にも発達して熱帯低気圧になる可能性がある大気の乱れ=「熱帯じょう乱」があるため、今後の台風情報に注意してください。