子宮頸がんを防ぐための「HPVワクチン」について、知識と理解を深めてもらおうと、医師や看護師らが鹿児島市で相談会を開きました。

HPVワクチンをめぐり、国は小学校6年から高校1年の女子を対象に、無料で受けられる定期接種を行っていましたが、接種後に体の痛みなどを訴えるケースが報告されたため、接種を積極的に進めることを一時、中止していました。その後、おととしから接種の呼びかけが再開されましたが、鹿児島県の接種率は伸び悩んでいます。

鹿児島市で開かれた相談会はワクチンの接種率を高めようと、市の医師会が初めて開いたもので、医師や看護師らが相談に応じ、市内の高校生が接種対象者の不安などを聞き取りました。

(錦江湾高校3年 上山詩由さん)
「悩んでいる人の話を聞き、少しでもワクチンの不安をなくしていけたらいい」

(鹿児島市医師会 福元和彦理事)
「こういう活動を続けていけば、接種率の向上につながる」