[災害級の雨予想]

 奄美地方、西日本から東日本の太平洋側を中心に29日にかけて、台風本体や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。台風の影響で、大雨は30日以降も続くおそれがあります。

▼27日18時から28日18時までに予想される24時間降水量
  東海地方   200ミリ
  近畿地方   100ミリ
  四国地方   120ミリ
  九州北部地方 100ミリ
  九州南部   300ミリ
  奄美地方   400ミリ

▼その後、28日18時から29日18時までに予想される24時間降水量
  東海地方   200ミリ
  近畿地方   200ミリ
  中国地方   100ミリ
  四国地方   300ミリ
  九州北部地方 400ミリ
  九州南部   600ミリ
  奄美地方   300ミリ

▼その後、29日18時から30日18時までに予想される24時間降水量
  東海地方   300ミリ
  近畿地方   300ミリ
  中国地方   200ミリ
  四国地方   400ミリ
  九州北部地方 300ミリ
  九州南部   400ミリ
  奄美地方    50ミリ

 線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、宮崎県、鹿児島県の全域で27日夜から28日午後にかけてです。

[波の予想]

28日~29日に予想される波の高さ
  近畿地方    6メートル うねりを伴う  
  四国地方    8メートル うねりを伴う
  九州北部地方  8メートル うねりを伴う 
  九州南部   10メートル うねりを伴う
  奄美地方   10メートル うねりを伴う
 その後も、西日本では猛烈なしけとなるおそれがあります。

[防災事項]
 奄美地方と西日本では、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹く所がある見込みです。風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。高波に厳重に警戒してください。
 奄美地方、西日本から東日本の太平洋側の地域を中心に、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
9月1日(日)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。