運転手不足が課題となっているタクシー業界で、ベテラン運転手がタクシーの魅力などを語る会が鹿児島市で開かれました。

マスターズの会はタクシー業界の魅力や課題を現役の運転手らが語りあうもので、鹿児島第一交通が県内で初めて開きました。

第一交通産業グループでは60代のベテラン運転手を”マスターズ”と呼んでいます。この日はマスターズや新米運転手、未経験者などおよそ30人が参加し、「客との距離が近くやりがいを感じる一方で、SNSを活用した魅力発信が足りていない」などの課題もでました。

(40代 新米運転手)
「(マスターズの意見を)色々聞いたので頑張っていきたい」

(60代 運転手歴22年)
「(魅力は)収入が自分の力で決められることと、人との出会い」

(鹿児島第一交通 下之角洋社長)
「ドライバーも高齢化、管理職も高齢化。若返りを図りながら我々も変わっていければ」

県内ではコロナ禍前と比べ運転手がおよそ3割減り、慢性的な運転手不足が課題となっています。

鹿児島第一交通はこの会を通して「人材確保につなげていきたい」としています。