新型コロナウイルス感染者の健康観察などの業務を保健所にかわって行う「コロナ・フォローアップセンター鹿児島」を鹿児島県が29日開設しました。
血液中の酸素の量を測るパルスオキシメーターを、自宅療養者に発送する準備をしているのは、県が29日開設した「コロナ・フォローアップセンター鹿児島」のスタッフです。
経過観察など自宅療養者への対応は、これまで保健所が行ってきましたが、感染者が増え、業務負担が大きくなっていたため、民間企業に委託することになり、開設されました。
鹿児島市と福岡市の2か所の事務所で、合わせて85人体制で業務にあたり、生活支援物資やパルスオキシメーターの配布は鹿児島市の事務所で、24時間対応の健康観察や相談、証明書の発行は福岡市の事務所で行います。
県は29日から医療機関の負担軽減策として、感染者と同居する家族らに症状が出た場合、検査せずに医師の診察で陽性と判断する「みなし陽性」を導入しました。