犯罪の被害にあって苦しむ人や、その家族への支援の輪を広げようというパネル展が、鹿児島市で開かれています。
パネル展は、かごしま犯罪被害者支援センターが企画したもので、マルヤガーデンズ5階の無印良品の一角に設けられた会場には、支援を受けた被害者の体験談などのパネルが展示されています。
(レポーター)
「白いリボンをつないで被害者支援の輪をつなぐ、参加型のコーナーもあります」
会場には、支援の輪を広げることをイメージした白いリボンや、けがをしたクマのぬいぐるみにメッセージを書いて、被害者に寄り添う気持ちを考えてもらう参加型のコーナーも設けられています。
また、不要になった本を寄付すると、その売り上げが被害者支援に役立てられる「ホンデリング」のコーナーもあります。
かごしま犯罪被害者支援センターでは、電話番号099−226−8341で無料で相談に応じていて、相談件数は昨年度は982件、今年度は7月末時点で339件で、年々、増加傾向にあるということです。
(永家南州男・事務局長)
「被害者は普通の生活に戻るのに、期間を要したり誰かの支援が必要。その気持ちを分かっていただき、今後の被害者支援に力を貸してもらえたら」
パネル展は今月28日・日曜日まで、マルヤガーデンズ5階の無印良品内で開かれていて、最終日の28日の午後1時からは県警音楽隊によるミニコンサートも開かれます。