23日(木)午前9時、フィリピンの東・カロリン諸島付近で熱帯低気圧が発生しました。中心気圧は1006hPaで西へゆっくりと進んでいて、気象庁は今後24時間以内に台風へと発達する可能性があるとしています。気象庁の予想進路図は画像で掲載しています。

予報円の中心を進んだ場合、28日(火)午前9時には、奄美市名瀬の南の海上、およそ750kmを中心とする予報円に達する見込みです。

熱帯低気圧が「台風」になれば過去7番目の遅さが確定

台風1号の発生を遅い順に調べてみますと、1951年以降、遅い方から7番目以内となりました。

6月中の台風1号発生は過去3回、7月になってからの台風1号発生は、過去3回あって、最も遅い台風1号の発生の記録は7月9日(1998年)となっています。

《台風1号発生が遅くても年間発生数が少ないわけではない》

右の欄の台風発生数を比べてみると、年によってバラつきが大きく台風1号の発生時期が遅くても、年間の発生数が少なくなるわけではありません。

なお、平年の年間台風発生数は25.1個で、6月以降の台風1号の場合、平年より多い3回、平年より少ない3回となっています。