■卒業するころには71歳。「周りの目を気にしていたら何もできない」

(記者)「放課後の体育館では運動部が練習に励んでいる。鮫島さんはバドミントン部に入部し、毎日汗を流している」

バドミントン部では、年下の先輩と一緒に切磋琢磨しています。

(2年生)「年齢差はあるが友達みたいな感じで良い」

勉強にスポーツに友情・・・。
鮫島さんの2度目の青春は、孫世代の生徒にも、子ども世代の先生にも刺激になっています。

(クラスメイト)
「いろいろな国をまわっているので、どんな国に行ったのか聞いてみたい」
「授業でたくさん答えていて、すごい」


(担任 幸田成樹先生・35)「勉強する姿や立ち居振る舞い、生徒たちとのコミュニケーションなど学ぶことは多い」

卒業するころには、71歳の鮫島さん。“学びに年齢は関係ない”ことを体現したいと意気込みます。

(鮫島耕児さん)「生きがいは、彼らと接しながら勉強をしていること。やりたい時がやり時。周りの目を気にしていたら何もできない。パイオニア的な存在になって、同世代の方も学びに来られることを望んでいる」