旧統一教会についての講演会が、28日に高知市で開かれ、講演をした弁護士が「この問題は日本社会全体の問題だ」と強調しました。
28日に高知市で開かれた講演会は「旧統一教会の被害者と支援者の会・高知」などが主催し、今回で2回目です。旧統一教会問題に取り組む阿部克臣(あべ・かつおみ)弁護士が「統一教会問題の過去・現在・未来」をテーマに講演し、およそ80人が訪れました。
阿部弁護士は教会による勧誘の手口が対象者の年代に合わせてシステム化されている、教会への献金額の達成率が高知県は全国1位(2011年末)となっている、などと説明しました。
(阿部克臣 弁護士)
「統一教会の問題は単に一つのカルトの問題ではなく、日本社会全体の問題である。これからどのように被害者を救っていくか、どう被害を生まない社会を作っていくか、これが問われている」
被害者と支援者の会は今後も講演会を続けていくとしています。