三浦工業の創業者、故・三浦保氏が集めた貴重な絵画や印籠などを紹介するコレクション展が、愛媛県松山市のギャラリーで開かれています。

11回目となる今回のコレクション展では、故・三浦保氏が集めた作品を中心に80点が紹介されています。

こちらは近代日本画、3巨匠の一人川端龍子が、扇形の和紙に12か月の季節の移ろいを表現した作品です。

大胆な構図が印象的な1月の「丹頂鶴」は、白の濃淡が柔らかな色彩で描かれています。

また、ずらりと並んだ印籠コレクションの中には「忠臣蔵」の一場面を表した作品もあり、螺鈿と呼ばれる貝を用いた技法で躍動感ある動きが立体的に表現されています。

このほか、世界的に活躍する日本画家・千住博さんの絵画など貴重な作品の数々が並ぶこの展覧会は、今月29日まで松山市のミウラート・ヴィレッジで開かれています。