1月10日は110番の日です。
パラリンピック、視覚障がい者柔道に2大会連続で出場した広瀬夫妻が愛媛県警の一日通信指令課長を務め、110番の正しい利用を呼びかけました。
(広瀬悠さん)
「間違い電話や携帯電話の操作ミスによる謝った接続をなくしていただくほか、相談などの急ぎでない要件は最寄りの警察署や交番、駐在所に電話をしていただくようお願いします」
一日通信指令課長に任命されたのは、パラリンピックの柔道にリオと東京の2大会連続で出場を果たした広瀬悠さん、順子さん夫妻です。
(広瀬悠さん)
「子どもの時には将来の夢は警察官になることだったけれど、高校の時に視覚障がい者になってその夢をあきらめたので、通信指令課長といことで服も着られてすごくうれしいし、110番の大切さを市民の人に伝えられたらいい」
(広瀬順子さん)
「本当に困って110番をしたときにいたずらや不要な110番で自分が助けてほしいときに助けてもらえなかったらすごく困ると思うので、不適切な110番の利用がなくなっていけばいい」
2人は、松山市の大街道商店街で110番通報の際の注意点などが書かれたビラを配り正しい利用を呼びかけました。
県警によりますと、去年1年間に県警に寄せられた110番は8万4701件で、コロナ禍で落ち着いていた人の動きが活発になった影響で前の年よりおよそ7000件増えています。
また、緊急性のない通報や、いたずらなどが全体のおよそ2割を占めているということで、県警は、緊急性が無い相談は「#9110」を利用するよう呼びかけています。