愛媛県西条市内のガソリンスタンドが販売した灯油にガソリンが混入していた問題で、市は、29日午後、購入した客48人全員を特定したと発表しました。

 西条市小松町大頭のガソリンスタンド「近藤産業石根給油取扱所」では、今月26日以降に販売した灯油にガソリンが混入していたことが28日午後になって分かり、市は「爆発のおそれがある」として使用しないよう注意を呼び掛けるとともに、購入した48人の特定を急いでいました。
 
 店には、29日午前、問題の灯油をファンヒーターで使用した客が返却に訪れていました。

 市によりますと、29日午後、購入した48人全員の特定が完了し回収を進めていて、被害は確認されていないということです。

 消防は、店にガソリンを運んできたタンクローリーの運転手が誤って灯油のタンクにガソリンを注入したことが混入の原因とみて調べています。