表紙には愛媛県新居浜市在住のアーティスト石村嘉成さんの手掛けた馬が描かれています。来年の点字カレンダーが、伊予銀行から県視覚障害者協会に贈られました。

日付や曜日などが点字で記されたこちらのカレンダー、表紙などに、来年の干支である「馬」が版画で描かれています。

この作品は、愛媛県新居浜市在住のアーティストで自閉症と向き合いながら活動を続ける石村嘉成さんが手掛けた作品で、タイトルは「牧場の白い野間馬」です。

12日、このカレンダーが伊予銀行から県視覚障害者協会に550部が贈られました。

(石村嘉成さん)
「この点字カレンダーを見てくれた人が笑顔になって、そして元気になって帰ってほしい」

絵は、指で触って楽しむこともできるよう立体的に印刷されています。カレンダーを触った人は…。

(女性)
「温かい感じ野間馬と言っていたが、駆け抜けてというよりもどちらかというと散歩しているような穏やかな感じ」

(男性)
「絵が非常に細かくてリアル」
「年によって祝日が変わることが多いので、これを使ったら分かりやすい」

贈られた点字カレンダーは県視覚障害者協会の会員や、福祉団体などに配布される予定です。

(石村嘉成さん)
「皆さんもこの馬のように天高く駆け抜けて、厳しい困難を乗り越えて頑張りましょー!」