愛媛県松山市の港で、17日午後2時頃、貨物船の30代男性作業員が左手中指にケガをする事故が発生しました。

17日午後2時40分頃、松山港沖に停泊中だった貨物船「あかつき丸」で、「同僚が作業中に左手中指を負傷し、現在、通船で三津内港まで搬送している」と通報がありました。

松山海上保安部によりますと、事故にあったのは秋田県秋田市在住の30代男性で、松山港沖に停泊中だった貨物船「あかつき丸」に着船した給油船のロープを外す作業中、船体が揺れたことにより、緊張したロープと船体の間に左手中指を挟まれケガをしたということです。

松山港の三津内港に搬送後、救急車で松山市内の病院に搬送され、診断の結果、デグロービング損傷と診断されました。

デグロービング損傷とは、皮膚が剥離するケガで、重度の場合は組織の壊死などを引き起こす可能性があります。

事故にあった男性は搬送時、「自分の不注意で負傷した」と話しており、詳細については調査中とのことです。

発生当時、風速9メートルの風が吹いていました。